本学を今年の3月に卒業し、タイへ留学している前田健吾くんから、留学レポートが届きました!
タイの大学でも精力的に活動を行っている前田くんの活躍に注目です!!
前回の『タイ留学レポート~2011年卒業生 前田健吾さん~』
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タイへ来て、早くも2ヶ月が経ちました。最近は、雨の日が多く寒く感じることが多々あります。また、洗濯物が乾かないとうのも悩みの種です。それに雨の日と晴れの日の温度差が激しいため、体調を崩すこともありますが、何とか元気に毎日過ごしています。7月からは、タイ語の勉強と学内での仕事を両立しています。
仕事内容は主に、オフィスにかかってくる電話の対応や書類の配達など、そして先生(Aj. KaiやAj. Gop)や本学に以前交換留学に来ていたナッちゃん(金子まさる)に頼まれたことや、日本文化を紹介するプログラムの企画担当を行っています。また、今月7月から「日本文化交流プログラム」と題し、CASでは初となる七夕を行いました。300人を超える学生や先生方が参加してくれ、短冊に各々お願い事を書き、笹に掛けていました。
この写真は、先生がお願い事を書いて笹にくくりつけているところです。何のお願い事をしたんでしょうか。気になりますね。
![](https://lh3.googleusercontent.com/blogger_img_proxy/AEn0k_sQNS5sT3-7A0jRlVOfrXRU8PqOPvKuTm5lQac4GIhK6F3Lb_5vgsVpDSo1ojJ9CqANW9lJEd19LEKiFcQhIIJaUGSVA1dfSe5IupDjt9MpZEc01X7DiGgbfmc_CE1IBnBRTg=s0-d)
この写真はボスのAj. Kaiです。何のお願い事か、こちらも気になりますね。また、今回の七夕では、単に七夕の紹介だけではなく、浴衣の試着や日本のお菓子の試食、日本茶の試飲などをウエスレヤンに留学していた学生やスタッフの協力のもと行うことができました。今回の七夕は大成功でした。日本文化交流プログラムは、まだまだ始まったばかりなので、これからも継続的に日本文化をタイの人たちに紹介していくつもりです。
この写真は、CASでBusiness Management関係の仕事をされているお坊さんです。日本の文化に興味を持っていただき、是非とも写真をということで撮らせていただいた1枚です。 もう一つは、七夕の会場となった正面玄関のところです。この場所を占領し、朝から昼過ぎまで行いました。
タイの人々に日本文化に親しみを持ってもらい、大成功を収めた今回の日本文化交流プログラムはこれからも定期的に開催していく予定です。8月は、日本の文化的な行事がないのでヒロシマ・ナガサキ原爆の紹介をしたいと考えています。私は長崎出身であり、被爆者の祖母を持つ被爆3世でもあるため平和学習を行うのもよい機会になるのではと考え、この企画を提案しました。今回の企画も成功できるように頑張っていきたいと思います。
そして、先週、タイの文化の授業でお寺に行きました。授業では仏様の拝み方やお坊さんへの挨拶の仕方を学びました。私は、ウエスレヤンのコミュニティサービスで2回タイに来た経験があるので拝み方などしっかりでき、他のクラスメイトのお手本をさせてもらいました。今回行ったお寺は大仏がたくさんあるお寺で、私の身長の数十倍もある大仏もありました。
これは、ハスの花の上に座られている大仏の写真です。みんなで一緒にお参りしました。
これは、ハスの花の上に立っている大仏です。離れて見ないと何なのかわからないぐらい高くて大きい大仏です。
これは、オニです。このオニはお寺や大仏を敵の侵入から守る守護神です。しかし、オニといっても日本のオニとは違い、角は生えておらず、洋服や靴もちゃんと履いています。ものすごい化粧と牙の生えたオシャレなオニでした。
これは、パピカネットというゾウの神様です。パピカネットは、出世・繁栄の神様です。私は、将来、良い仕事に就いて、人間的にも経済的にも幸福で充実した生活が送れるようお祈りしました。また、その願いが叶うよう努力も必要なのでしっかりと日々精進していきます。
そして、これが涅槃像(ねはんぞう)です。横になって眠っている仏様です。この仏様にもしっかりお参りしました。今回の課外授業で、久しぶりのお寺に行ったのですが、お寺はタイの国民にとって心のよりどころになっている場所なのだと改めて感じました。何よりも、お寺では心が静まるというか、本当に落ち着ける場所であると私はとても感じました。また、このお寺に機会があったら行きたいです。
今月もあっという間の1ヶ月でした。時間が過ぎるのは本当に早いものです。残された貴重な時間を有意義に活用し、語学やタイでしか経験できないこと、日本文化交流プログラムなど、多くのことに力を注いでいきたいと思います。
本学を今年の3月に卒業し、タイへ留学している前田健吾さんから、タイの暑さにも負けないくらいホットな留学レポートが届きました!
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タイに来て、早くも1ヶ月が経過しました。この1ヶ月は、楽しかったこと、嬉しかったこと、悔しかったこと、不安だったことなど、たくさんのことが入り混じった毎日でした。
楽しかったことは、まず6月24日~26日までの2泊3日であったキャンプで、ウエスレヤンでいうと、フレッシュマンキャンプにあたるものです。私は交換留学生として留学中ですが、他のスタッフの手伝いや盛り上げ役など、スタッフとして自分ができることをしっかりとやり、微力ながらもしっかりとスタッフをサポートしました。
キャンプでのアクテイビティ内容は、「ポン」という所にある大きな公園のような所でゲームを行いました。先輩スタッフが考えたゲームで、各ポイントにいて、新入生は長いひもの中に入って1つとなり、歌いながら各ポイントを周ります。声が小さいと先輩たちから「聞こえない!!」と怒られます。私もスタッフとして、新入生に「声が小さい!!」と叫びました。
↑これが、私の担当していたゲームポイントです。このゲームは、新入生が奥にあるため池から水を汲んで地面に置いてあるバケツに水を入れ満杯にします。水の汲み方は、手、Tシャツ、靴など新入生が身につけているものであれば何でも使って良いので、みんな靴を脱いで水をすくってきたり、シャツに水を含ませてきたり、手で汲んできたりと各々のやり方でバケツを満杯にしました。その後は、木に吊るしてある別のバケツに水を移し、2グループのうち、どちらが多くの水を移せたかで勝敗が決まるというものです。制限時間が5分間設定してあるため、新入生は必死で水汲みや水移しをやっていました。
また、新入生は先輩の前で踊りも披露しなければならないのですが、少しでも恥ずかしがったりするとやり直しです。この日はあいにくの雨で、皆ずぶ濡れになりながらも、お構いなしに思いっきり楽しめたのでよかったです。
そして、みんなでゲームを楽しんだ後は、片付けをして宿泊所でもあるテクノポン( Phon Commercial Technical College) へ移動して別のアクティビティを行いました。
↑この写真は会場となる体育館の建物です。この建物は日本から贈られたものです。ちなみに、手前にある銅像は、CASとテクノポンの創設者であるDr. Krasae Chanawongse の奥様である Dr. Penkae Chanawongse です。また、体育館の中にもDr. Penkaeの遺影や遺品の品々が展示されていました。この場所が、宿泊所と交流会の会場です。交流会では、先輩と後輩が一緒になって様々なゲームをしました。
↑これは、ジャンケンをして負けた人が勝った人のうしろについていくという電車ゲームのようなものです。みんなで歌ったり、踊ったりとても楽しかったです。
↑これは、新入生に先輩が踊りを教えているところです。右手前のスタッフは友達のトゥッキーです。彼女は踊りが上手で、即興で踊ることができるので踊りの先生としてみんなに教えているとてもおもしろい人です。
そして、アクティビティを思う存分楽しんだところで、先輩達は後輩達を取り囲んで、これからCAS で楽しんでキャンパスライフを送れるように、勉学に頑張って励むことのできるように、そして一人ひとりがCASの一員であることを心に刻むようにエールを贈りました。
私も先輩のひとりとして後輩達にエールを贈りました。そして、このアクティビティは一番最後にタイの踊りの披露があって、その後に先生はじめ、学生全員がロウソクに火を灯し、祈りを捧げました。
↑この写真がタイのダンスです。一番右は以前ウエスレヤンに交換留学生として来ていたJoob(ジュプ)です。
↑そして、この写真がみんなでロウソクを立て、祈りを捧げる様子です。この時、体育館にいた全員が持っていたロウソクの灯りはとてもきれいで神秘的でした。
また、楽しかったことと同時に嬉しかったことは、このフレッシュマンキャンプを通して、さらに多くの友達ができたことです。自己紹介の機会をいただき、タイ語で自分自身のことについて少しだけ話しました。自分の名前、出身地、そして今タイ語を勉強中でまだ少ししか話せないといったことを話しました。
みんなはすぐに名前を覚えてくれて、すぐに友達になってくれました。みんな、いい人達ばかりです。そんなみんなから日々助けられながら生活しています。ちなみに、となりに立っているのは私のお世話をしてくれているNutちゃん(ナッちゃんまたは金子まさる)です。ウエスレヤンに留学経験のある学生みんなから本当に全般的といっていいほど助けられています。
たくさん、友達ができて本当よかったです。みんなは、私がタイ語を理解できないことを承知でタイ語で話してくれます。なぜなら、まずタイ語を日常的に聴くことでタイ語に慣れ、会話ができるようにという考えだからです。しかし、どうしても私が理解できない時には英語で話してくれます。今のところ、みんなのおかげでタイ語で少しは会話ができるようになりました。屋台や食堂で注文することも一人でできます。ちょっとずつですが、タイ語の成長がみえます。しかし、言葉が通じなくて悔しい想いをすることも多々あります。会話の内容が理解できず、意思の疎通ができなくて困ることだってありました。これが本当に悔しいです。
また、授業では、中国からの交換留学生とタイ語の勉強を目的とした一般の中国人、ベトナム人、アメリカ人と一緒に授業を受けているのですがタイ語のアルファベットの授業で、タイ語のアルファベットは44字あるのですが私だけ全て覚えられずに悔しい想いをしました。なので今もまだ覚えきれていませんが、自分のペースでひとつひとつ確実に覚えられるよう努力しています。
![](https://lh3.googleusercontent.com/blogger_img_proxy/AEn0k_uZP8FuzUzsZFG5a55LDm1C5jjWy4KJQIucwmvx08odT3wAZ7BuvsPnQGeUyPhFZxyf5oL0lviYT3lUq8tJ0UWYOPFq-LvT81jdeyoPQg4yrrjpCPRmG836CA4LqugFBH2pUQb6zHc=s0-d)
↑この写真は、中国からの交換留学生5人の歓迎式の集合写真です。私は日本人1人だけということもあり、一緒に参加させていただきました。ここでは、CASのシャツ2枚とノート、ペン、時間割をいただきました。毎日、いただいた勉強道具を用いてタイ語の勉強を頑張っています。
授業は、ベーシックコンピューター・タイの文化・タイ語リーディング&ライティング・タイ語スピーキング&リスニング・タイ語発音の5科目です。難しいことも多々ありますが、楽しく勉強しています。ただ、授業時間が日本では90分なのに対してこちらでは、120分や180分の授業時間の設定があります。しかし、やはりここはタイなのでいつも授業の始まる5分前には教室に行くようにしているのですが、時間通りに始まったことはほとんどありません。はじめは慣れませんでしたが、今は少しずつ慣れてきています。
不安なことは、最近はあまりないですが、最初の10日目ぐらいに急に引っ越すことになったり、スケジュールの変更の多さなどに不安でいっぱいでした。しかし、「ここはタイだし、日本とは違うんだ!!」と思って毎日を過ごしていると気が楽になりました。最初は、毎日がドキドキでした。正直、タイで留学生活を無事やっていけるのかと思うこともありました。しかし、私には多くの支えてくれている人、応援してくれている人、助けてくれる人が多くいます。本当にありがたいことです。心から感謝しています。
とても濃い1日1日、あっという間の1ヶ月でした。